筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療・効果
症例

筋萎縮側索硬化症患者990名。中医学では、筋萎縮側索硬化症を「萎症」(イショウ)と謂う。
取穴:百会、前頂、懸顱、後頂に頭皮針。
他の取穴:大椎、肩髃(ケング)、曲池、手三里、合穀、魚際、太淵、足三里、伏兎、風市、環跳、陽陵泉、絶骨。電気針。

鍼灸臨床経験

中国医学鍼灸院では、多くの筋萎縮側索硬化症患者の上肢運動障害、歩行障害、構音障害、嚥下障害の症状を回復、或いは改善してきました。今も多くの筋萎縮側索硬化症患者が通っていらっしゃいます。筋萎縮側索硬化症患者の一人一人の症状に合わせて、中国医学鍼灸院は具体的な針灸治療方法で対応しています。

鍼灸治療メカニズム

電気針で大脳大動脈、大脳中動脈、大脳小動脈の血流量が5倍に増え、脳細胞の代謝が促進されることで筋萎縮側索硬化症患者の脊髄、脳幹や大脳皮質の運動ニューロンの変性を抑制すると考えられます。

西洋医学的な治療

筋萎縮側索硬化症(ALS)の西洋医学治療は対症療法が中心で、呼吸筋麻痺が起こると人工呼吸器を装着します。嚥下障害がある時、栄養管理のため胃瘻や中心静脈栄養を使います。